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【感想・プレイログ】アライアンス・アライブ

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発売日に本作を購入して以来コツコツとプレイしてきましたが、ついさっきクリアしました。プレイ時間は約40時間ぐらいでした。販売元がフリュー、開発がキャトルコール、そしてサガシリーズの小泉氏が関わっているということでレジェンドオブレガシーを思い起こす方も多いと思いますが、ほとんど別物だと言っていいゲームです。レジェレガが高難易度の戦闘をどうやって攻略していくかに重きを置いたゲームなら本作はエンターテイメント性に特化したゲームだと感じました。1周しかプレイしていないので不備や間違っている部分があったら申し訳無いのですが、少しばかり感想を書いていきたいと思います。

 

トーリー

本筋

ヒロインの1人が序盤で失明したり、世界の裏設定だったりと要所要所だけ見てみるとハードな世界なんですが、登場人物も皆ひたすら明るく前向きでポジティブなので緊張の糸が緩いタイプのシナリオになっています。公式ツイッターの方にも「ポジティブで明るい物語~」とあるので、これは意図したものなんでしょう。

9人それぞれの思惑から始まり支配されている側の人間の奮起、そして世界の真実へたどり着くという順を追ったストーリー構成も上手く感動したり興奮したりするためのツボを抑えている作りになっているのですが、周回を意識したのかそのツボへ至るための過程の描写が少なく主張の説得力に欠けプレイ中は淡白に感じました。中盤では「人間は争う生き物だが同時に前に進む生き物でもある」という主張で管理社会を支持する魔族と対抗しようとするんですが、その肝心の"人間の醜さ"という描写を省略してしまっているのでカタルシスを得づらい部分があります。

世界観やら

アラアラのストーリーに至るまでのバックボーンがあるのですが、本作で全て語られるわけではありません。色々な場所にストーリーを繋げるためのヒントが散りばめられており、それらを自分で組み合わせていくことによって裏のストーリーが見えてきます。この世界観がまたキモが冷える感じでなかなか良かったです。メインストーリーがひたすら明るいのでギャップを感じ余計にゾクゾクしました。胸くそ悪い設定やらストーリーが好きなので次はドが付くほどのシリアスストーリーを読んでみたいですね…。

フリーシナリオ

本筋のストーリーに関わらないフリーシナリオが多数存在します。大体は人助けをするか見殺し/手にかけるの2択であり、その選択によってアイテムが貰えたり後述するギルドに勧誘出来たりします。このフリーシナリオによってロールプレイが出来るので方向性を決めてプレイをするとなかなか楽しめます。

キャラクター

ガリル、アーシュラ、レンツォ、バルバローザ、ビビアン、イグナス、ティギー、ジーン、レイチェルのメイン9人、そして隠れプレイアブルキャラクターのロビンス、シキ、マチルダの計12人でストーリーを進めることになります。驚いたことに隠れキャラクターの3人もシナリオ中で会話に参加してくるので途中参加という違和感が全くありません。

本作では9人各々の思惑が絡み合う群像劇とのことですが、キャラを持て余している感じが否めません。ストーリー前半では各キャラの掘り下げを、そして後半ではビビアン、イグナス、ティギーがメインとなって話を進めます。本作は魅力的なキャラクターが多いので影が薄くなるうえに個性だけが極端に誇張されていく他のキャラクター達について少し残念に思います。特に魔族に肩入れするジーンと仁義を第一にするレイチェルの対比がとても良かったので掘り下げがもっと欲しかったところです。

BGM

作曲は浜渦正志氏が行っています。テクノ調の癖の強い曲が多いのですが、ここぞという時やエンカウントした時に流れるバイオリンがメロディとなっている曲がかなりかっこよくて燃えました。

ギルド

20章以降になるとギルド員の勧誘及び各ギルドのレベルアップが行えます。ギルドをレベルアップさせると段階によって各ギルドの支援が受けられるようになります。このゲームの取り返しのつかない要素のほとんどがこのギルド員によるもので、選択次第によってはギルド員を失うことになります。基本的に善意による行動を行えばギルド員を増やせるのでシンプルで良いですね(笑)全てコンプリートしたい人間なのでギルド員全員を勧誘しても全ギルドをレベルマックスに出来ないのは少しもどかしい気分になりました。

フィールドマップ/ダンジョン

フィールドマップ・ダンジョン自体はそんなに多くは無いのですが、乗り物の取得状況によって行けるところが徐々に増えるので、あの時は行けなかった場所に行けるようになるという楽しさがあります。

ただ、歩きによる移動が少し面倒くさく戦闘のような倍速モードがほしかったところです。

バトル

3、4人チームの時は資質や閃きシステムを学ぶ基礎編、5人チームで盾役の大事さを学ぶ実践編、9人全員合流した時に本格的に各ロールや陣形について意識し始める応用編というような流れになっています。レジェレガと比べ難易度はかなり低くなっており強武器や消費SP削減系の資質の取得さえすれば攻略自体は簡単です(その代わりかなりの時間を要することになりますが…)。ただ、がっつり育成してもその力を発揮する場所が無いので個人的には裏ボスが欲しかったところです。

総評みたいなもの

本作は完成度が高く綺麗にまとまっているゲームで個人的にはかなり楽しめたのですが、「アライアンスアライブと言えばこれ!」という売りになるような絶対的な個性が欠けているような気がしました。もし、レジェレガ、アラアラ系譜でシリーズとして継続させるつもりならアライアンスアライブの良い部分を伸ばしつつ、独自の個性を獲得していってほしいですね。続編が出たらもちろん買うのでよろしくお願いします。

気になった方は是非ともプレイしてみてほしいんですが、現状かなりの品薄らしいので手に入れるのは困難になるんですかね…。運良く手に入った方は様々な機能が解放される20章まではプレイしてみてほしいです。そこからがアラアラの本調子なので!そしてアライアンスアライブの世界にどっぷりと肩まで浸って頂きたいと思います。私の代わりにトウコツというヤツを倒して下さい。

最後まで読んで頂き有難うございました。ではまた次の記事で。